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シロアリの生息地であれば、シロアリ被害はどこででも起こり得ます。
建物をシロアリから守るには、早期発見がなによりも重要です。
以下に誰でも簡単にできるシロアリの発見法をご紹介します。 |
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1.蟻 道
シロアリは地中からトンネルを作って建物へ侵入して
くることが多く、このトンネルを”蟻道”といいます。
時々、床下や周辺を見て土台などの表面に蟻道が
ついていないか確かめてみてください。 |
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2.蟻 土
シロアリは風や光を嫌い、適当な湿度を好むために、
木材の割れ目や継ぎ目に排出物や土砂を運んできて詰めたり盛り上げたりします。この詰め物を”蟻土”
といいます。 |
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3.食 痕
シロアリは木材の軟らかい春材部分を好んで食べ、
秋材部分を食い残すので、年輪に沿って同心円状の
食痕ができ、明るいところでは木材の表層を残して、内部だけ侵食するので、木材表面を強く押したり、ほじくってみて、簡単に穴があいたり壊れたりします。
シロアリの被害が進んだ木材は内部が空洞なので、
ハンマーでたたくと空洞音がします。 |
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4.建物の変状
シロアリ被害が進んだ建物では、歩くとタタミや床板がなんとなくくぼむ感じがしたり、柱が下がり、棟や軒の
稜線が波打ち、屋根瓦がずり落ちたり、ふすまや障子、雨戸などの立てつけが悪くなったりします。 |
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5.羽アリ
羽アリの群飛期はシロアリが人前に現れる唯一の時期なので発見する絶好のチャンスです。
群飛の時期や時刻はシロアリの種類により違います。
詳しくは『シロアリの種類と生態』をご覧ください。 |
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6.乾材シロアリの糞
アメリカカンザイシロアリやダイコクシロアリは、
乾燥した木材だけを食害し、糞を排出します。
被害材の下に乾いた砂粒状の糞がたまっていて、
拡大してみると真中がへこんだ米俵状の場合は
乾材シロアリの被害です。 |
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